【現役駐在員振り返り】英語が苦手でもグローバルキャリアを目指してよかったマジな理由7選

マーケティング・海外キャリア
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みなさんこんにちは、きーりんです。

ありがたいことに海外駐在やグローバルキャリアに関する記事は多くの方に読まれていて関心が高いようです。

駐在生活も1年半ほど経ったため、改めて実際の海外での生活や仕事を振り返って感じた、グローバルキャリアの必要性についてアップデートしたいと思います。

海外に来たときは、正直ネイティブの英語にぶちのめされ、「なんでこんな辛い思いして頑張ってんだろ?」「あぁ、日本語なら無双できるのにな」「もっと簡単なことしたいな」とか色々あたまに浮かんできて、海外かぶれでグローバルキャリアを目指したことを少し後悔したときもありました。

でも、結果的にあのときから英語勉強してなかったらヤバかったなと気づけたので、ぜひシェアしたいと思います。

それでは、辛い?かもだけど、メリット満載のグローバルキャリアについて見ていきましょう。

この記事でわかること
  • 英語が苦手であってもグローバルキャリアを目指すべき理由
  • 日本の国際社会で置かれている立ち位置の危うさ
  • 日本国内で働いていてもグローバル化や英語から逃れられない真実
  • ぜひ海外にチャレンジしてみてほしい
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なぜグローバルキャリアなのか?

そもそも、グローバルキャリアとは「国を跨いでキャリアを構築すること」や「日本にいながら海外拠点やパートナーとビジネスを展開すること」をベースに「日本や日本企業だけではなく、世界で通用するようなスキルや経験を獲得できるようなキャリアを積むこと」と捉えています。

そのため、海外駐在はもちろんですが、グローバル企業や外資の日本法人に勤務に日本にいながらグローバルにビジネスを展開することも含まれます。

グローバルとは?

「日本企業のみ、日本市場のみでなく、世界で通用するスキルや経験を獲得できるようなキャリアを積むこと」だと思っています。ようは、世界を相手に働くこと。
同時に、英語力の必要性もこれまで以上に高まっています。

そして、今後日本では少子高齢化や国内市場の縮小により、否応なしに海外市場への進出が求められ、そのためグローバルキャリアの必要性が高まります

国内に残ったとしても、外貨を稼ぐ必要が高いため、海外からのインバウンド向けにビジネスを展開する必要性があります。

これはマクロ的なトレンドのため、避けようとしても難しく、どんな方であってもグローバル化が求められ、同時に英語の必要性も高くなっていきます。

グローバルキャリアが求められる背景

  1. 日本のプレゼンスが低下し、国内市場は縮小傾向。グローバルリーダーの需要は上がる
  2. ビジネスだけでなく、人材と情報のグローバル化も加速している
  3. 想定外のことが起こるリスクがある

国内市場は縮小し日本企業のプレゼンスは低下

①GDPシェアは2040年には3%にまで減少

まず第1の理由は、今後、世界の中で、日本市場の存在感が圧倒的に低下していくという事実です。

世界のGDPに日本市場が占める割合は、1990年頃には約15%あり、日本はアメリカに次いで世界第2位の経済大国でした。ところが2022年にはこの割合は5%に減少しています。

ちなみに、1位アメリカは24%、2位中国が18%、ついで日本が3位ですが、2040年には3%程度まで低下すると予測されています。

低下の比率やスピードは様々な予測やデータがありますが、日本市場の規模や存在感が、世界の中で低下していくことは間違いなく、日本市場・日本企業だけで通用するキャリアを歩むと、世界の3%〜5%でしか通用しないということを意味しています。

②日本企業はグローバルリーダーが不足

実際、世界に占める日本企業の存在感も、残念ながら低下していて、「フォーチュン500社」にランキングされている日本企業の数も現象しています。

これは、日本企業がグローバルで活躍するリーダーとなく経営者候補を育成しておらず、日本企業の中で育っていないのが理由だと考えています。日本企業は世界で戦っていくための人材不足ということもあり、今後日本や日本企業でだけ通用するキャリアを積んでも、ビジネスで成長・活躍する機会は限定的であり、日本企業のグローバルでの活躍にも貢献できない、ということがわかります。

逆に、グローバルキャリアを目指すことで、世界にも通用し、日本の企業でもニーズが高まり、市場価値が高まることが想像できると思います。

人材と情報のグローバル化は日本特化人材を不要にする

次の理由としては、海外の優秀な人材が日本人の雇用を取って代わるリスクです。

③海外現地法人の社長が日本人は過去のもの

日本は過去に高度経済成長の際に、モノづくり大国日本として世界1位レベルでのGDPと成長性を記録しておりました。これが、『Made in JPAPAN』のブランドを作り、今もなお高い技術力や信頼性がある、自動車、家電メーカーのブランド力に繋がっています。

しかし、少子高齢化が進む日本での消費量は減り、ものが余る時代となり、消費を海外へ求める結果、日本企業の海外進出が進みました。更には安い人件費を求めて、海外に工場を求め、海外現地法人を設立し、販売・マーケティング機能までも海外法人でオペレーションするようになっています。

結果として、近年では更にアジアや中国等でモノづくり、IT関連で日本を遥かに凌ぐ企業がバンバン出ています。結果的に、日本市場・企業のプレゼンスの低下が著しいです。日本企業が海外に進出していたとしても、ローカライズしていて、日本本社より高い給料で現地人を採用しています。この流れは今後手を打たなければ更に加速していくと思います。

上記の理由を背景にあらゆる国・企業で資本のグローバル化起きています。そうなると必然的に英語でのコミュニケーションの機会が増えていきます。しかし、日本国内でのオペレーションやコミュニケーションのみに特化していて、英語が使えないと必然的に人材としての価値も今後目減りしていってしまうリスクがあります。

④日本にいても英語でのコミュニケーションや資料作成は必須

1つ目の理由で述べたように、日本が成長していたときは英語が多少できなくても海外進出時に現地法人の立ち上げやオペレーション管理として日本人を大量に送り込んで、戦えた時代がありました。ですが、今は大手企業であっても現地はローカライズしており、相当優秀かシニアロールでないと現地に出向してバリューを出すのが難しいです。結果的に、優秀であっても英語が使えないと日本国内の競争が厳しいポジションの奪い合いであったり、活躍できる場が非常に限られるのが現実です。

また、日本にいたとしてもこういった海外拠点とのコミュニケーションや英語資料の読み書きが必要となる部署が増えていくことが予想されます。

この視点からも、より活躍の場が世界に広げるだけでなく、自身の仕事を守るという意味でも、完璧な英語でなくても、業務を最低限こなせるコミュニケーションツールとして英語を学び、グローバルキャリアにチャレンジしてみてもいいのではないでしょうか。

想定外のリスク:望まずとも海外に行く必要性も出てくる

そして、最後の理由として、最悪のシナリオとしては、全く予想だにしないケースで海外での生活を余儀なくされる可能性があることです。

⑤戦争は過去の話では無くなってしまった

大変、悲しい話ですが、21世紀になっても人類は紛争を繰り返しています。

日本はアメリカに守られているのも形上の話で、高頻度で近隣諸国からプレッシャーをかけられています。本当に住みやすくて安全な国ですが、この国土に一生いられる保証もありません。

⑥災害のリスク

次に起こりうるケースとして、大災害により日本をあとにする必要性がある可能性です。日本沈没という映画があるくらいなので、こちらも0%ではないとも思います。

一時的に海外に出て、収まったら帰ってくる場合でも、海外でアルバイトや職を得られるだけのグローバル力は必要になる場合があります。

グローバルキャリアをおすすめする理由

さて、今までの話はリスクの視点から必要性が高いということでグローバルキャリアを目指すべきと説明してきました。

最後の理由は最大にして最高のメリットとして、グローバルキャリアは給与・待遇がいいという点です。

⑦需要>供給 市場価値が高く、給与も高い傾向

一般的に、外資系や海外駐在の報酬レベルは日本企業の平均と比較して格段に高いです。

その差は、若手で1.2から2倍程度、経営層になれば2~3倍もの違いがあります。ちなみに外資系である日産の社長(カルロス・ゴーン氏)の年間報酬は約10億円くらいで賛否両論ありましたよね。現社長の内田誠氏も5億ほどですので、トヨタやホンダと比べて高いのがわかります。

この差は、外資系の社員の方が優秀だからというわけではないのが面白い点です。まず、日本においては外資系で働きたいという人が決して多くないこともあり、需要に対して供給が少ないことがあります。

理由は、求められる水準が高いからです。通常のビジネス力でなくグローバルで戦える力を備えた人を必要とするため、必然的に同レベルのビジネス力+英語力という供給が少ないため、競争力のある金額を提示しないと集まりづらいんです、

しかも、結構すぐに人員削減するので、多忙である場合が多いですからね。皆さん大体、高級ホワイトな環境を求めますよね。

結果的に、優秀な方が多いとも思いますが、高い水準で働くことが可能な人材ということで市場価値が高く、給与や待遇が良いです。

着実に英語力やグローバルでの交渉力・プレゼン力を積み上げていかないと一朝一夕でグローバルなポジションにはアサインできません。そのため、日本国内で優秀で、企業がアサインしたくてもできないため、一旦グローバルでのキャリアを歩み始めると、海外での要職やチャレンジングなポジションにつきやすいのもメリットです。

しかも、日本人という枠で見ると競合がまだまだ少ないこともあり、参入障壁が高く比較的守られた中で経験を積みながら、更に成長できる可能性があるのです。

まとめ

さて、いかがでしたでしょうか?

必要性とメリットを見て、たとえ英語が苦手だとしてもいずれどこかで必要になる可能性が高いことがわかったのではないでしょうか?

ぜひチャレンジしてみてほしいです。TOEIC300点だった自分でもできたのだから、みなさんなら絶対できると思います。

今回は必要性の観点からをメインに、グローバルキャリアを目指すべき!と説いたので、次回はグローバルキャリアのメリットを徹底解説し、グローバルキャリアを目指したくなるように記事をかきたいと思います。

お読みいただきありがとうございます。

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管理人の紹介

  • 外資系グローバル企業勤務の普通のサラリーマン
  • 商品企画、マーケティング、ブランド・マネジメントとP/L責任を負い企画から実行を担当
  • TOEIC330点だったが、フランス、カナダ、アメリカ上司に恵まれ2年半で940点を取得。
  • 28歳でブランドマネージャーとして、オーストラリア現地会社へ出向
  • 年間50本の映画鑑賞、最低年3回の海外旅行が趣味です。

英語が苦手だったからこそ留学経験がなくても英語をビジネスで使えるレベルまで向上させるヒントを発信したくて、当ブログの運営を開始。働く皆さんの英語スキル向上につながる情報、または外資系サラリーマンが感じることを雑記ブログとして記事化し、お役立ち情報を少しでも発信できたらと思っています。

英語が苦手な私でも、超グローバル企業で働き、海外駐在も実現できたので、勇気を与え、ぜひ若い人に海外へチャレンジしてほしいと思ってこのブログを運営しています。

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