【連続企画③】外資系マーケターが解説。マーケターの市場価値は?どうしたらなれる?

ビジネス英語
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マーケター:顧客志向で目指すべき、経営を司るポジション

今回お伝えしたいこと

みなさんこんにちは。いつもお読みいただきありがとうございます。
さて、外資系マーケターが解説する連続企画を開催させていただきました。第一弾:概要説明・自己紹介、第二弾:マーケティングとは?を解説して、今回は第三段となります。

今回は、マーケティングについて興味を持ってくれた方に対して、具体的にマーケターって儲かるの?とか市場価値高いの?どうしたらなれるの?といった疑問にお答えしたいと思います。
また、マーケターとしてプロになることでのメリットなども説明していきます。

まだ、本企画の連載内容や目的を読まれていない方は、こちらの記事からご覧ください。

管理人の紹介

  • 管理人の紹介
    • 外資系メーカー勤務のアラサーリーマン
    • 年間50本の映画鑑賞、最低年3回の海外旅行が趣味です。
    • TOEIC330点だったが、外国人上司に恵まれ2年半で940点を取得。

英語が苦手だったからこそ留学経験がなくても英語をビジネスで使えるレベルまで向上させるヒントを発信したくて、当ブログ「Connectree」の運営を開始。働く皆さんの英語スキル向上につながる情報、または外資系サラリーマンが感じることを雑記ブログとして記事化し、お役立ち情報を少しでも発信できたらと思っています。

前回のまとめ:マーケティングとは?宣伝・リサーチと違うの?

さて、前回の記事にて、マーケティングとは広告宣伝、リサーチ、売り込みにとどまらず、「売れる仕組みづくりをするために一連活動全体」と解説させていただきました。
まだ、そちらの記事を読んでいない方はこちらからご覧ください。マーケティングの歴史なども紹介しております。

今回は、そんな多岐に渡る、マーケティングを仕事としてする場合の魅力や、年収、市場価値といった話を可能な範囲で大公開していきたいと思います。

マーケターの市場価値

さて、今回ご紹介するマーケターの市場価値についてですが、結論から言うと高いです。

  • 給与水準
  • 業界を超えての求人数の多さ
  • 人材としての流動性

どれをとっても平均以上だと管理人が感じています。
マーケターとしてのキャリアを歩むことはどういうことなのかを解説し、転職や就職で悩まれている方の参考になればと考えています。

外資系マーケターの年収

最初に、一番気になる給与水準の話をします。

外資系メーカーや大手メーカーでさほど差があるとは思いませんが、P&G、ダノン、ユニリーバ、ロレアルなどの外資系は平均年収が約800万円〜1000万円大手メーカーは600万〜800万といった具合かと思います。

どの会社も役職付き、管理職になれば1000万円は狙える業界かと思われます。私自身も年収は20代後半ですが、同世代の中では商社やGAFAを除けばとても貰っているかと思います。このままのペースでいけば、よく言う30代で1000万円以上という大台には余裕でたどり着けるペースかと感じています。

このように業界を超えて、マーケティング職というのは比較的年収が高い部類に入ると言っていいと思います。

メリット

さて、ここからはマーケティングをやる上で身につけられるスキル面から、付随して得られるメリットを紹介したいと思います。個人的には給与や待遇が良いということ以外に、これからお話するような、世の中やビジネス・経済に詳しくなることの方が大きいと感じてます。

理由としては確実に、一般の人が「へぇ〜」ってなる情報を誰よりも早く入手できるようになるのと、物事を多面的に見て、WHY?を突きつめる力が増すので、自分の知的好奇心を満たす機会に恵まれていると思います。

では具体的なメリットをいくつか紹介していきたいと思います。

論理的思考が身にき、数字に強くなる

  • 市場動向・流行・経済に敏感になる。
  • なぜ流行っているかをマクロ・ミクロなどの統計学的に分析するのでデータに強くなる。
  • 仮設検証など、自分なりのストーリー構築が上手くなる。

コミュニケーション能力が身につく

  • 社内での調整力:開発、生産、市場調査、宣伝、営業全部隊を指揮する力がつく。
  • 社外での調整力:代理店をはじめ、一般顧客のヒアリングなどネットワークができる。
  • 世の中への発信:小難しいことをシンプルに共感できる形で発信する力がつく。

会社のお金で究極のシミュレーションゲームができる

  • これが一番の醍醐味だと思ってますが、マーケティングは勝てる勝率を極限まで高めて挑む戦略シミュレーションゲームだと思ってます。自分が予測した未来に対して、投資したものが正解か失敗か如実に売上に反映され、常にPDCAを回し、試行錯誤をしていくことが求められます。ブランド担当であれば、まるでそのブランドの社長として経営をしていることになるので、相当なプレッシャーの中で成長を感じられると思います。

デメリット

胡散臭く見えるときがあるかも

  • なんか胡散臭い。これは世の中の流行に敏感になることの諸刃の剣ですが、何かあいつが言ってることってそれっぽいんだけど胡散臭いよな、、、と思われてしまうかもしれません。
    総じてマーケティングと言う言葉がまだまだ正しく理解されていない世の中では、華々しくCM打って、イベントしてるパリピやろうと誤解されてしまうこともあるかもしれません。

理屈っぽくなる

  • データを持って示さないものには信憑性が欠けるのでは?とデータ病になりますw

なぜマーケターの市場価値は高く、人気なのか?

さて、今までマーケターとしての仕事の魅力やメリット、デメリットを説明してきましたが、なぜ市場価値が高いのかを解説します。理由としては人気な職種であり、競争率が高く、比較的優秀な人材が多いことが言えると思います。

そもそもマーケティング職の人気が高く、倍率が高い

一般的にマーケティング職につく方は、現場の営業で優秀な成績を収めた方が本社の企画業務に栄転して取り組むパターンや、開発で成績を収めた方が市場調査や商品企画に抜擢される、または職種別採用でマーケティングのプロとして、マーケティング文化やシステムが蓄積されている会社で育成されることが多いです。

このように、マーケターは比較的どこかの領域ですでに結果を出している方が多く、売上に直結していることで成果がわかりやすいという特徴があります。結果的に各社の採用担当者も実績を考慮して即戦力として採用しやすい、ヘッドハンティングしやすいということで市場価値が高まっているかと思います。

高度なビジネス力など求めれる水準が高い

先ほども少し触れましたが、マーケティングの最終ゴールはなるべくSellingを不要にして、サステイナブルな売れる仕組みづくりをすることです。ブランド・マネジメントなどの職につくと、開発・生産・宣伝・営業・代理店など、全てのファンクションの指揮をとり、そのブランドの売上とブランド力最大化のために全てのことにチャレンジします。

この、全てのことにというのがただの言葉ではなく、本当に全てのことに取り組みます。非常に多様で複雑な情報を整理し、チームをリードし、進捗管理もしながら現場への明確な支持や経営層への報告業務といったものもこなす必要があり、残念ながら労働時間は長くなることが多いと思います。

結果的に、求められるものや水準が高いため対価が高い傾向にあるのだと思います。

自分で考えたものが形になる:至福の瞬間

しかし、そんな大変さが吹き飛ぶくらい、常に自分の担当ブランドを考えてしまうほど魅力的なのもマーケティングという領域なのです。

なぜなら自分で考えたものが世の中で形になるからです。

例えば私は新卒入社した頃に、中国での担当ブランドのローンチ戦略を立案しました。中国市場のことなんか1ミリも知らなかったが、「大気」の文化、「一人っ子政策時代の子は家のエンペラー」などの市場調査や国民性を深堀りし、具体的な戦略に落とし込み、新商品の発表を主導しました。右も左もわからず、片言な英語を使って制作物にFBをしました。

いざ当日になると自分が考えたものが会場で大きく映ったり、全土へパブリシティなどで情報が発信され、人々が実際に商品を使用してくれる現場を見ることができました。この商品を持っていて、実際にユーザーがいて、自分の努力が形になって現れるのがメーカーやマーケティングの醍醐味だと思います。

ユーザーが笑顔でいてくれると、最高に幸せになります。

まとめ

さて、いかがでしたでしょうか?
マーケティングの魅力は簡単に言うと下記です。

  • 高度な職種のため待遇が良い傾向にある。人気な職種。
  • 華々しい仕事だけではなく、データ分析・調整など泥臭い部分が多い。
  • しかし、最高の経営シミュレーションゲームができる。
  • 自分が考えたものが形になり、チームで成果を出した際は至福。

個人的にはマーケターは何か自分が良いと思っているものを世の中に発信し広めるために信念を持って熱く取り組んでいる方が多い印象です。そのために他者とのコミュニケーションもしっかりとこなし、失敗を恐れずチャレンジするが、勝率はあげるために分析をしっかりする戦略家。

言ってしまえばイケてる諸葛孔明wって感じかと思ってます。

当てはまってるかもという方はマーケティングに向いているかもしれないですね。

次回はどうしたらマーケティング職につけるのか?おすすめの会社などはあるのか?外資と大手国内メーカーの違いは?グローバルキャリアの必要性とは?英語は話せないとだめなの?などなど、、、

私が実際に就職活動の際に感じた不安や疑問、今もなおキャリアについて考える際に思っていることなどをお話していきたいと思います。
興味がありましたら、またお読みいただけると嬉しいです。

それでは、最後までお読みいただきありがとうございました。

コメント

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