【お疲れさま】は英語では表現できない。。。

ビジネス英語
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よく聞かれる質問をふと思い出しました。

「お疲れさま」って英語で何て言うの?です。
正直、回答に困るのですが、今日は日本人が使いたい。表現したいであろう意味合いの英語の表現を紹介したいと思います。

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日本語でのお疲れ様の意味

結論から言うと、英語で「お疲れ様」に相当する言葉はありません。
厳密には近しい言葉はありますが、イコールで正にこれ!って言葉は存在しないのです。

※色んな日本語に言えるのですが、ちょっとこのシリーズ面白いので、今後まとめていきたいです。まずは第一弾で「お疲れ様」について書きたいです。

なぜかというと。お疲れ様に含まれる意味が多種多様だからです。
てはじめにお疲れ様が使われるシーン・意味を考えてみたいと思います。

  • (部下から上司・同僚へ)お仕事お疲れ様です=労い
  • (上司から部下・同僚へ)お仕事お疲れ様!=ありがとう
  • 諸々お疲れ様=よくできました!
  • (帰り際に)お疲れ様でーす=さようなら(お先に失礼します)

見てわかる通り、意味が多岐にわたりすぎて、一言で表せないのです。

気遣いのお疲れ「You must be tired」

一番日本語で使う事が多いのは、相手が疲れていると想定して、気遣いとして言葉をかけるお疲れ様ではないでしょうか?

その場合は「You must be tired」と気遣いの言葉をかけるのが良いでしょうか。

ただし、基本初対面の人には使用しないので、シンプルに後述する「Thank you」や「Cheers」を使用するのが良いと思います。

よくできましたのお疲れ「Good job」「Well done」

頑張った同僚を労う言葉として使えるのが「Good job」「Well done」。
意味としては、「よくできました!」という意味。

しかし、こちらは使用シーンに注意していただきたい。というのも大体、先生が生徒に使っているイメージ。もしくは上司が部下に使用という風に、「上から目線」での表現になります。

仲間内などで使う際にご使用ください。

ありがとうのお疲れ「Thank you」「Cheers」

こちらは非常にシンプルな表現で、誤解が少なく使用できます。
基本的に、日本人のように労いやお詫びを組み込む必要がないのが英語です。

なので、シンプルにしてもらったことに対して「Thank you」と言えばOKです。

もし、手伝ってくれたことに対して強調するのであれば「Thank you for your support/help」と付け足してもよいかもしれません。

また、日本人的な労いを強調するのであれば、「Thank you for your hard work」

その場合、Appreciateを使用し、「I really appreciate it」と補足すると更に丁寧になります。

仕事終わりのお疲れ「See you」

日本の文化のように、会社の仕事終わりに「お疲れ様です。」という文化はありませんし、言う必要もありません。そのため、シンプルに自分が帰るという事実を上司に一言言えば良いので、

「See you tomorrow」「Good night」「Have a nice weekend」などと言えばOKです。

メールの書き出しのお疲れ「Hope you are doing well」

以外に困るのがメールの書き出しでのお疲れ様です。
日本語にないとはいえ、似たような定型文が英語にも存在します。

まず、一番シンプルなのが「Hi OO」です。
それ以上も以下もなく、「やぁ」とフランクにはじめていきなり本題に入ってOK。

しかし、週明けや久しぶりにメールを送る際は以下の言葉を付け足してみると良いです。

「I hope you are doing well」

「I hope you had a nice weekend」

「I hope this e-mail finds you well」

全部、「ごきげんいかが(上手くやってるかい)」という意味になります。
日本語でいうところの、「お世話になります」にも近い表現ですね。

余談:よろしくお願いします「Best regards」

余談ですが、メールの締めに日本語で書く、「宜しくお願いします。」は

「Best regards」と表現します。

理由は特になく、こちらも定型文と言えます。

無理やり訳すとするならば
best regardsは「最上の敬意の気持ちを込めて」
kind regardsなら「思いやりと敬意を込めて」となります。
深く考えず、使っておくと問題がないかと思います。

日本人がシャイな原因は言語にある?

このように日本語は1語に大変多くの意味があります。
「含み」があり、使う「シーン」「相手」によって意味合いが変わります。
こうした空気や雰囲気を読み解く力が日本人は優れています。
つまり多くは語らない。大事な所は言わなずに感じ取るという美学があります。

昔から阿吽の呼吸というくらいですから、言わなくてもわかるというのが日本の文化なのです。

勿論、、、これは1つの仮設ですが、、、こういう趣深い点が日本人の良さですからね。国民性や特徴に優劣はありません。

大事なことは相手を知り、自分を知り、強み・弱みを知り、足りないとこを補完しあっていくことだと思います。
日本人であることに誇りを持ち、素直になることはグローバルパーソンに求められる大切な素質の一つだと勝手に思っております。笑

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