ウィットに富んだ、ブラックコメディ【素敵なサプライズ】

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あけましておめでとうございます。

今年もよろしくお願いします。

【素敵なサプライズ ブリュッセルの奇妙な代理店】

久しぶりに個人的には感動的に面白く、よく作られた映画だったのでレビューさせてください。

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あらすじ抜粋:

マイク・ファン・ディム監督が長編デビュー作『キャラクター/孤独な人の肖像』で第70回アカデミー賞外国語映画賞を受賞したのは1997年のこと。それ以降ハリウッドから殺到したオファーを、「ミシュランで星を獲ったのにハンバーガーなんか焼くもんか」と頑なに拒み続けたファン・ディム監督待望の2作目!

感情をなくし自殺願望のある若き大富豪ヤーコブは謎の代理店にサプライズな死を依頼する。しかし、同じサプライズな死を待つアンネに出会ったことがヤーコブの決心を揺らがせる。解約不可、成功率100%のサプライズな死から二人は逃れることができるのか?

コーエン兄弟を彷彿とさせるオランダ製ブラック・コメディ!

見るべきポイント1:珍しいオランダ製、ブラック・コメディ

皆さんオランダ映画って見たことありますか?多くの日本人にはオランダ映画というのはあまり馴染みがないと思います。というのもオランダという国の映画産業は比較的小規模であるため、日本で公開される作品はほとんどないので当然と言えば当然なのです。

しかし、そのなオランダでも今注目されているのが本作品。また、本作はあのコーエン兄弟を引き合いに出して紹介されているブラック・コメディであり、長編デビュー作『キャラクター/孤独な人の肖像』で第70回アカデミー賞外国語映画賞を受賞したマイク・ファン・ディム監督の待望の2作目なので話題性も十分らしい。現在のオランダ映画を知る上でこれ以上ない作品ではないので、見てみる価値はありそうですよね??

ポイント2:ブリュッセルが舞台ならではのオシャレで奇妙な世界観、3ヶ国語+1の国際色

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奇妙なカラフルさ。

貴族である主人公が暮らす豪邸をはじめ、そこにコレクションされる格式高い調度品や、高級クラシックカーの優雅さ。一転、ブリュッセルにある“あの世”専門の旅行代理店エリュシオンのオフィスの冷たい空気感が対照的で印象的ですね。さらに、ブリュッセルの美しい街並みが作中には何度もあらゆる景色で登場します。見てるだけでテンションがあがりますね。

そして国際色。

ベルギー(ブリュッセル)を舞台にしているということもあり、その土地柄と同じく、終始作中では多数の言語が飛び交う。

オランダ語、英語、フランス語、ヒンディー語が飛び交う国際色豊かな作品になっている。また、扱う題材が【死】ということもあり、各国の文化や宗教に根ざした死生観を知ることができるのも、面白い点だと思います。

例えば、作品を見進めていくとわかるが、主人公のヤーコブは敬虔なカトリックであり、死の先にある世界に一種の希望を見出しているように見える。一方、アンネは「カルマ」や輪廻転生に執着している様子が垣間見える。ベルギー人の彼女がなぜ? その理由にもサプライズが仕掛けられている。ここらへんの伏線の張り方もそうだが、最後まで飽きずに見られるようによくできたストーリとなっている点が非常に満足しています。

ポイント3:ウィットに富んだブラックユーモアと軽快な伏線回収が小粋

感情をなくし、死にしか希望を見いだせなかった男が、とある魅力的な女性と出会い、もう少しだけ生きてみたいと、生きる喜びに目覚める…という、一見「ありきたりな物語」に感じてしまいますが、本作には見ているこっちの予想を覆すさまざまなサプライズが用意されており、最後の最後まで先が読めない展開が大きな魅力になっている。

本当に最後の最後まで楽しめますし、先が読めません。

そもそも「顧客の死を手助けする」という設定がシュールなんですが、非常にコミカルで愛らしい作品に仕上がっています。人生、サプライズがあるから面白い!

見終わったあとにはきっと希望が持てる映画ですので、新年一発目にどうぞ!!

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